育英センター 田中の教育ブログ「2022高校入試を振り返る その①国語編」
富山本部校別館(中学部)
3/16(水)に石川県公立高校および富山県立高校一般入試の合格発表がありました。
全ての受験生のみなさま、本当におつかれさまでした。
なお、育英センターの実績につきましては広告等をご覧いただければと思いますが、北陸3県すべてにおいて大躍進の年となりました。
さて、この記事では順番に今年度の高校入試を振り返っていきたいと思います。
第一回目は、国語について取り上げます。
2/13(日)全国の高専の入試が行われました。予想通り、生徒の会話形式の出題がありました。
~2022高専入試国語~
昨年5月の記事で、こういった問題が増えてくる理由も含めて説明いたしましたね。
実は、1/15(土)に行われた、大学入学共通テストの国語においても同じく会話形式の出題がありました。
~2022大学入試共通テスト古文~
生徒の発言内容の部分に空欄が設けられ、そこに当てはまるものを選ぶ、という形式は、マークシート型の入試で表現力を問うための手法の一つです。
さまざまな教科でこういった問題が増加傾向である、ということも過去の記事でまとめさせていただきました。
育英センターではこういった分析をもとに、昨年夏に高専特講を行いました。
分析が的中したこともあり、今年の富山高専の塾生合格者は昨年37名から49名へと大幅な伸びとなりました。
※なお、高専特講など、講習のみ参加の生徒は、当然上記実績にはカウントしておりません。
入試において、やはり情報の入手というのは非常に大切ですね。
さて、こういった会話形式の出題が毎年行われているのが石川県の公立高校入試です。
~2022石川県公立高校入試 国語~
石川県の高校入試の問題は、全国でも難易度がトップクラスです。
~石川県公立高校入試 昨年度の平均点~
例年、石川県の入試平均点は4月下旬ころ発表されます。
国語の平均が60点て、簡単じゃない?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この発表の平均点が単純に他県の平均点と比べられない理由がお分かりでしょうか。
…合格者の得点状況?
私の予想ですが、富山県と石川県の高校入試の国語の平均点は100点満点にして、25点程度の開きがあるのでは、と思っています。
今年の入試の国語の解答用紙だけを見ても難易度の差がすぐにお分かり頂けると思います。
~富山県~
~石川県~
記述問題の難易度もさることながら、作文を除いた記述量は2倍近い開きがあります。
なお、2022年度の富山県立高校入試の国語の平均点は75.6点でした。
昨年の71.0点よりさらに易化したわけですが、次年度はもしかすると反動が来てかなり難化するかもしれませんね。
※ただし、問題のフォーマットとして、難化させようにも限界はありそうに感じます。
次回は数学を振り返りたいと思います。
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