富山育英センター

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母校の思い出➃~宮城県泉高等学校~

富山本部校高校部

仙台市は泉中央という副都心にありますわが母校、泉高校でございます。

雨の日も雪の日も、毎日40分ほどチャリを飛ばして通っておりました。

制服は上下紺色、ネクタイも紺色に、校章がワンポイントで金色と、今でもなかなか気に入っています。

富山に来て驚いたのは、学ランの学校がこんなにも多いのかということでした。往年のイメージで、学ランへの憧れも少しあります。

 

さて高校生活はというと、弓道に全情熱を注ぎ込んだ3年間でありました。本気で日本一になりたいと、朝も昼も夕方も弓を引き、部活の無い日も県の道場を借りて弓を引き……(そりゃ浪人するわけです)

無論日本一など到底及びませんでしたが、何かにのめり込む経験の価値は、さまざまな犠牲を差し引いてもなお余り有るものでした。

 

学部4年のときには教育実習を受け入れてくださって、まことに感謝しております。

「鎌倉仏教」が担当だったのですが、鎌倉仏教などこれっぽっちも知らないために毎日必死こいて勉強する3週間でありました。

昨日学んだことを今日喋るような授業なのに、生徒らはたいへんよく話を聞いてくれました。よく頷きよく笑い、こちらの背筋が伸びるほどにまで真摯に聞いてくれました。

こんな授業を一体なぜなのか。それは、私が無知だったからだと思います。

何も知らない自分が、ゼロからどう学び、何に気づき、何を考え、どう理解したか、その過程をもう1回辿るように喋る。自分が学んだ道のりを、その場で辿ってみる。

そうすると、私の理解と生徒の理解とが順を追って一致していく不思議な一体感。授業はそんな心でありました。別に研究者でも専門家でもない、ただ私の方がちょっと先回りして学んでみた過ぎない。

 

実習の直前にお会いした浪人時代の恩師から、「教えるために一番大事なことは学び続けること。学んでいるから教えられる。それを忘れる奴が多い」という言葉を頂戴しました。

 

学び続けるためには無知でいなくてはならない。無知であり続けるために学び続ける。そうして学んだ道のりを、教室で共に歩んでみる。

これがなかなか簡単にはできないのですが、今でも授業に際しては、自らを戒めつつ心掛けております。

 

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