「県外へと旅立つ前に」-answer-
富山本部校高校部
拝啓 竹村先生
2年前先生に英語だけでなく、人生の処世術を仕込んでもらったおかげで、見事東京の名門大学に進学し、現在都会暮らしを満喫しております。
先生の仰せの通り、東京生活の当初から、田舎者と思われないよう富山弁は極力漏らさず、東京の言葉で話すよう努めてきました。でも、油断してるとつい漏らしてしまうのが、「な~ん」です。
「先週、吉野家のバイト行った?」という友達の質問に、
「いや、あのバイトきついからとっくにやめちゃったんだ」と答えるべきところを、
「な~ん、あのバイトひどいもんではやらとやめてしもたがいちゃ」
と答えてしまいそうになる。つい「な~ん」と漏らしてしまうと、そのあとの言葉もついでに方言になってしまう恐ろしさ。「な~ん」と言ってしまって、「あかん(まずい)」と思ってその都度修正することの繰り返し。フランス語の「non」となんか似てるので、あたかもその練習をしたかのようにごまかしても仕方がないですよね。
最近は富山弁の尊厳を守る(?)ために、つい漏らしてしまった富山弁は、その都度丁寧に説明することにしています。
「まっで(まんで)だやいもんで、今日講義でんわ」
「まっで?だやい?でんわ(電話)?」ときっと思ったにちがいない友達に、
今のは「とてもかったるいんで、今日は講義に出席しないことにしたよ」という意味です、と。
こんな僕の都会暮らしを、先生はどうお思いになるでしょうか?
敬具
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