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うちつけにさうざうし

富山本部校高校部

学生時代の気心の知れた友人たちが久しぶりに集まる機会があった。

あちらでもこちらでも昔話の花が咲いて、わいわい大騒ぎ。

あまり強くないお酒がまわって、普段は物静かな男まで大声で歌い出す始末。

みんながそれを見てなんの屈託もなく笑っている。

そして、いつ果てることもなく続くかに見えるなつかしい賑わしさ。

 

しかし、楽しい時間は長くは続かない。

「ではそろそろ」いうことで、会の終わりが告げられ、社会人たる彼らは、案外あっさりと、それぞれの家庭、それぞれの現実のありかに帰っていく。

あとに残るのは、祭りのあとともいうべきいっとき。

「うちつけにさうざうし」とは、まさにこういう感じを言うのだろう。

 

さて、「うちつけにさうざうし」とはどういう意味でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】

うちつけなり(形動)は、基本「急だ・突然だ」という意味。

さうざうし(形)は、「もの寂しい・もの足りない」という意味。「寂々し」と漢字をあてる。

よって、「うちつけにさうざうし」は、「急にもの寂しく感じる」ということです。

不意に訪れる空虚感は、いかんともしがたいものです。

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