富山育英センター

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図書館5

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前回金沢市立金沢うみみらい図書館について書いたので,同じ金沢市立図書館の玉川図書館について書きましょう。

玉川図書館は,金沢市立図書館のうち最も古く,町の中心部である玉川町にあります。金沢の繁華街である武蔵ケ辻・近江町と金沢駅前から同じくらいの距離で,金沢育英センター金沢本部校・育英予備校金沢から歩いて行ける距離です。

一帯は加賀八家(加賀藩の大名級の家老)の内の長(ちょう)家の屋敷跡だそうです。現在は玉川公園という都市公園の中にあります。また,金沢市公文書館,金沢中央小学校と隣接している文教地区でもあります。

図書館は,別棟としてこども図書館があり,連結された3つの建物の内,北側の建物は近世資料館,南側の2つの建物が一般向けとなっています。蔵書は70万冊と,それなりの数があります。東館に入口があり,開架の本があります。東館は近代的な外観で,窓も大きく,公園の風景が見えてすがすがしい感じです。西館との間には広い通路があり,新聞コーナーとなっています。西館1階は事務所のようですが,廊下のようなところに休憩できる椅子があります。東館と西館の間の中庭を眺めながら何度もぼ~っとしていた記憶があります。また,2階には学習室と参考資料室があります。普通なら学習室は,東館の中央にある階段を上がっていくのでしょうが,その先には喫茶店があり,コーヒーのにおいがダメな私は避けていました。西館とつながっている近世資料館は,以前はがっつり理系だったため,1,2度入っただけです。

大学院時代は原付バイクで移動していたので駐車スペースについて気にしていませんでしたが,昨年育英予備校での授業前に久々に行ってみると,車は敷地内の有料駐車場に止めなければならないようです。街中ですから,仕方がないのでしょう。

ブログのネタ探しで初めて知ったのですが,建物自身も有名建築家父子の作品とのことです。父の谷口吉郎は東宮御所や迎賓館和風別館の設計者で,息子の谷口吉生はニューヨーク近代美術館や金沢市本多町にある鈴木大拙館の設計者。この2人が唯一共同で設計したのがこの図書館だそうです。

今ではちょっと古風な玉川図書館ですが,近隣の風景も併せて考えると,北陸では指折りの図書館といってもいいでしょう。

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