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図書館8

富山本部校高校部

高岡市立図書館は,今でもよく利用します。今回は,昨日行ってきたばかりの高岡市立福岡図書館について書きましょう。かつて,日本に到着したばかりの外国人が,大都会「福岡」に行こうとしてJRの切符を買った結果,富山県の福岡駅に来て呆然とすることが何度もあったという,あの福岡の図書館です。ちなみに,160万都市福岡にある中心駅は「博多駅」です。

高岡市福岡庁舎の隣に,ふくおか総合文化センター(Uホール)があります。そこには300席のホール,フィットネスルームやアリーナ,和室,会議室などもある複合施設です。高岡市立福岡図書館はそのUホールの2階にあります。

福岡図書館はスペースの1/3くらいが自習スペースでかなり快適です。L字型に折れ曲がったスペースは照明が強すぎない4人テーブルと,明るい2人用長机があり,その日の作業によって使い分けができます。夏休み中は中高生がいっぱい来ていましたが,最近では余裕があり,まず座れないことはありません。

この図書館は,開架には理系の専門書はほとんどありません。しかし,啓蒙書のブルーバックスや岩波新書,講談社現代新書などは品ぞろえがよいのに見やすく整理されておりセンスの高さが窺えるところです。

ただし,この図書館ほど書庫が大切なところはありません。理系専門書は密かに書庫に眠っています。かつての最高レベルの物理叢書「岩波講座現代物理学の基礎」や数学叢書「岩波講座基礎数学」という,普通大学図書館にしかないような大学生・大学院生向けの本があります。物理学は自然科学なので時代の変化とともに新しい知識が増える傾向があり,最先端であるほど理論の変化がありますが,古典的分野に関しては「枯れた」分野のため,いまだに最高峰な感じです。また,数学は物理よりは安定した体系のため,また純粋数学に内容を絞ってあるため,王道を保っています。

借りた本を見てみると,かつての篤志家の名前が書かれていることがあります。先ほど挙げた本にも寄贈者の名前が書いてありました。図書館自身とともに,これらの方々に感謝しています。

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