富山育英センター

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世界の片隅で

富山本部校高校部

ラグビーワールドカップは、現在決勝トーナメントが行われています。
日本チームは大健闘の末グループリーグで敗退しましたが、前回のベスト8に匹敵するほどのワクワク感を我々にもたらしてくれました。

日本チームは、とても日本人とは思えない顔と体格をした選手がメンバーの多くを占めることに気づきます。オーストラリア、ニュージーランド、トンガ、フィジー、そして韓国。古風な言い方をすれば、日本チームならぬ環太平洋連合チームというところでしょうか。

①当該国で出生している。②両親、祖父母のうち1人が、当該国で出生している。
③60か月継続して当該国を居住地としている。④累積で10年間当該国に居住している。
これを1つでもクリアできれば、国籍がなくても代表になることできるそうです。

大英帝国時代の植民地、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ(いずれも強豪国)等に移住したイギリス人でも当該国の代表になれるように、というのがこのルールの背景にあるようです。

発祥は植民地主義にありますが、それが今はかえって民族や宗教の垣根を越えたハイパーなスポーツになりつつあるのは、興味深いことです。

地球そのものの存続さえ危惧される時代。
ゲーム後の選手たちの歓喜や悲嘆、お互いそれを分かち合う姿を見るにつけ、かたや未だ狭い了見の立場の違いで殺し合いまでしている地域があるのは、哀しいことです。

21世紀を迎えた頃、カップヌードルのCMで「NO BORDER」が叫ばれていたことを今ふと思い出しています。
・・・片田舎のさらに片隅で・・・。

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