富山育英センター

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私の好奇心6

富山本部校高校部

大西琢朗さんの「論理学」についてさらに続きを書きます。第4章についてです。

以前2回にわたって様相論理の標準的な解釈について書きました。このときは□を「絶対に~である」,◇を「~である可能性がある」のように「必然・可能」と捉えました。

しかし,これを異なった意味と捉えた様相論理もあります。倫理的に,□を「~しなければならない」,◇を「~してもよい」のように「義務・許容」と捉えることもできます。これは義務論理とよばれるそうです。

あるいは,時間関係をもとに□と◇を分割して[P],[F],<P>,<F>のように表し,[P]を「過去ずっと~であった」,[F]を「将来ずっと~である」,<P>を「過去~だったときがある」,<F>を「将来~となるときがある」と捉えます。これは時制論理とよばれるそうです。

時制論理に関しては,可能世界の要素として”…,uvwxyz,…”があるとき,少なくとも”uv→w→x→y→z“のような時系列が存在しなければならないでしょうが,将来は不確定なので世界が”分岐する”ような(現在wとして,x1,x2,x3,…のような)ものを考えた方が良いでしょうし,何なら過去のことでも情報が失われたような出来事(例えばピラミッドの作り方)については分岐が必要な気もするし,どう取り扱うのでしょうか。

とりあえずこんな疑問があることはメモしつつ,先を読み進めていきます。ざっと読んですべてを理解するほど人間は(特に私は)賢くないもので…。

 

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