富山育英センター

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私の好奇心 番外編1

富山本部校高校部

これまで様相論理について大西さんの本を基に書いてきました。今回,その中で知ったクリプキさんについて調べてみました。

ソール・クリプキ(Saul Aaron Kripke)は,1940年生まれで2022年に81歳で亡くなりました。ユダヤ系アメリカ人であり,古代ヘブライ語(旧約聖書で使われている言葉。紀元前200年頃までに使われなくなった。)を6歳で習得するなど早熟の天才ぶりを発揮し,17歳で様相論理の完全性(真である命題は証明可能であること)定理を証明しました。その後ハーバード大学に入学し,首席で卒業。しかし,「大学では何も学んだといえない。自分で本を読めばきっとわかったことだと思う。」という言葉を残しています。

ハーバード大学卒業後,ハーバード大学,ロックフェラー大学,プリンストン大学,ニューヨーク市立大学で教鞭をとったそうです。アメリカ,イギリスの学会のフェローであり,いくつかの大学からの名誉博士号を受けています。

「文才もあり,文章は流麗で論旨も整然としている。比肩しうるのはバートランド・ラッセル(ノーベル文学賞受賞の数学者・論理学者・哲学者・社会学者・政治活動家,そして名門貴族)」と東京大学の三浦俊彦さんが書いておられます。クリプキは非常に才能にあふれた方のようです。しかし,何度もよくないうわさを聞いたと仰る方もいらっしゃいますので,聖人君子ではないようです。まあ,いろんな学者さんを調べると何かとありますので…

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