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ひるまやはある

富山本部校高校部

古文のお話です。
例えばカ行変格活用動詞は、現代語では「来る」が基本形(終止形)ですが、
古文では「来(く)」というのが基本形(終止形)です。
「男が来る(おとこがくる)」と言われれば何を意味するのかすぐわかりますが、
「男来(く)(おとこく)」では何をいっているのかよくわかりません。
現代語を「口語」、古文の言葉を「文語」と言いますが、
どうも古文の言葉は「口」つまり音声で伝えることがあまり得意ではないようです。
さて唐突に問題です。
「ひるまやはある」とはどういう意味でしょうか?
なんか呪文のようですね。文頭に「涙の(が)」を補って考えてみてください。

【解 答】
「ひる」は上一段活用動詞「干る」。「干物」の「干」だから「乾(かわ)く」。
「ま」は「間」。「やは(かは)」は反語になることが多い助詞の連なり。
つまり、「涙の(が)乾く間があるだろうか、いやない。」となる。
何かとても悲しいことがあったんでしょうね。
「昼間があるだろうか。いやない」ではないので、気をつけましょう。

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