謎のofについて調べる
富山本部校高校部
以前、accuse A of Bの of は「~について」という意味であるという話をしたかもしれない。
語源的には、 ラテン語 accuso aliquem de re 「誰か を こと について 告訴する」に行きつく。
フランス語でも同様の表現があるが、deが似たような働きを持つofに変換・翻訳されたのである。
授業中にapprove of が出てきたので、同様にラテン語で合致する動詞があるのかを調べてみた。
approboという「~を是認する・賛同する」という動詞が存在するが、なんとこれは他動詞である。
前置詞や奪格を要求せず、対格または対格不定法を伴うのである。
of的な意味の前置詞は、ラテン語の時点では用られないのだ。
どこからofがホイホイやってきたのか。
このofはラテン語の前置詞deに由来するのではなく、古英語のofがダイレクトに用いられるようになったということである。
授業でも何度か言及しているが、tell of, hear of, speak of の of である。
approboが英語に取り入れられ、他動詞として運用されていくうち、
自動詞としてapprove ofという表現を独自に作り上げたとのことである。
結局はofがaccuseの場合と同様に「~について」という意味で用いられていることには変わりはないのだが、興味深いことであった。
ただの暗記事項としてofを丸暗記するか、このように記号接地させるかで定着度や納得度が大幅に変わるものですな?

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