育英センター 田中の教育ブログ「新時代とやまハイスクール構想 第二期以降の再編案」
滑川校
これまで、3回に分けて新時代とやまハイスクール構想、第一期再編案について考察してまいりました。
第一期の再編については、すでにグローバルハイスクール1校および未来探求ハイスクール4校、計5校の計画が発表されています。
第二期の再編は2033年頃、第三期再編は2039年頃を予定しています。
開設時期が第二期(2033~)と明記されているのは下記の5校です。
①高岡高校を活用予定のSTEAMハイスクール(中規模校・中高一貫)
②東部・西部に2校ずつ、計4校開設予定の地域共創ハイスクール(小規模校)
地域共創ハイスクールは最大3学級(120名)を予定しています。
※状況によっては1クラス、2クラス編成もあるかもしれません。
地域共創ハイスクールの目指す姿としては、スタンダード(現普通科の教育内容)をベースとしながら、地元と協働し将来の地域づくりを担う人材を育成することです。
また、地域の特色ある産業、スポーツ、郷土芸能に関連した探究活動や部活動を充実させることも計画に盛り込まれています。
現県立高校の教育内容として、地域共創のカテゴリーに入るのは入善、上市、雄山、八尾、伏木、氷見、南砺平、石動の8校と定義されています。
残念ながら伏木高校の閉校が発表されておりますので、現学校の敷地・校舎を活用するとすれば、県東部は入善・上市・雄山・八尾から2校、西部は氷見・南砺平・石動から2校が選択されるのではないでしょうか。
開設時期が第三期(2039~)と明言されているのは下記の3校です。
①呉羽高校を活用予定の総合選択ハイスクール(大規模校)
②東部・西部に1校ずつ開設予定の実践ハイスクール(中規模校)
総合選択ハイスクールについては、1年前の記事でまとめてあります。
上記記事では、大規模校の職業系選択科目例の中に「農業」が入っていることに驚いておりました。
その後、計画に変更はあるのでしょうか。
実践ハイスクールは4学級~7学級(160名~280名)を予定しています。
学科編成の方向性として、職業系の専門学科(機械・電気・電子・化学・防災・アニメ・デザインなど)が予定されており、工業の色が強い印象です。
中核となる高校を県東部、西部に一校ずつ配置し、そのサテライトキャンパスを中心部から離れた所に設置する計画でしょう。
N-E.X.Tハイスクールへの追加申請を発表した高岡工芸高校が、県西部の母体となるのでしょうか。
https://www.pref.toyama.jp/documents/56045/11sankousiryou.pdf
上記の県発表の文言には「地域共創」の文字も「実践」の文字も見受けられますが、先ほども述べましたが地域共創ハイスクールは小規模校、かつ普通科がベースの計画です。
さて、ここまでで13校の設置計画が確定しています。
※どの高校を活用するか発表されていない高校を含みます。
開設時期が第二期~第三期と幅を持たせてあるのは、
①プログレスハイスクール(中規模校)
東部2~4校、西部1校
②STEAMハイスクール(中規模校)
東部1校
③グローバルハイスクール(中規模校)
東部0~1校、西部0~1校
④未来探求ハイスクール(中規模校)
東部0~1校、西部0~1校
上記のうち、赤字は設置が計画上確定しており、青字は今後の状況次第でどうなるかが未定、という感じでしょうかね。
よって17校は計画が確定、残りの3校は東部のプログレスorグローバル1校、プログレスor未来探求1校、西部のグローバルor未来探求1校となります。
プログレスハイスクールは4学級~7学級(160名~280名)を予定しており、従来の普通科を改革していく位置づけとなります。
また、県内で最大5校の設置が予定されていますが、これまで保ってきた東西のバランスが大きく崩れる計画となっています。
※計画では、東部は最大4校、西部は1校のみ
私立高校、そして国立高専との生徒獲得競争で、最も熾烈な類型になることが予想できます。
次回の記事では、こちらについてまとめたいと思います。