日本語は難しい言語なのか【「雪」を含む熟語】
富山本部校小学部
久しぶりに雪がひどいです。
私事ではありますが,3か月前に納車されたばかりの新車が昨夜帰宅時に悲鳴を上げておりました。
「衝撃を検知しました!」
「衝撃を検知しました!」
「衝撃を検知しました!」
…もう駄目かも知れません。
さて。
実はなんとなくシリーズ化されている本記事ですが,第一弾に書いた「雨」を含む語彙について改めて眺めてみると,感傷的というか,本来そこで起きている現象と比べると柔らかい印象を受けます。では,「雪」を含む熟語はどうでしょうか? ちょっと眺めてみましょう。
吹雪,白雪,初雪,深雪。
この辺の訓で読む熟語については,本来そこで起きている現象と比べるとやはり柔らかい印象を受けます。日本人は「音」と「訓」を並べた時,本能的に「訓」に対してそういう印象を受けるのかもしれません。
積雪,間接,豪雪,融雪。
これらの「音」で読む熟語は,現象をより直接的に表しているようです。現象ではなく日本人の情緒を表現するには,やはり「訓」で読む単語の方が優れているように感じますね。
ですが,これが三字熟語・四字熟語になると話は変わってきます。
雪月花,牡丹雪,雪代水,
花吹雪,雪月風花。
…
……
………
クゥ~コレコレ!!
単語から
そこはかとなく漏れ出る厨二感!!
必殺技(絶対剣技)っぽい
素敵ワードの数々!!
左手に封印された邪気や
第三の眼が疼きますねェ!!
……失礼。少々取り乱しましたが。
「雪」を含む三字・四字熟語には,このような隠し切れないカッコよさ=美意識が溢れています。こういう言葉を使いこなしてこそ,数多ある創作物が映えるというのは,少なくとも間違いないのだろうと思います。
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