育英センター 田中の教育ブログ「2026 北陸3県主要高校の比較」
滑川校
おかげさまで田中の教育ブログは3年前に累計25万HITを達成しました。
(現在のHIT数は、最近グーグルアナリティクスを見ていないので数えておりません)
よろしければ過去記事もご覧ください↓
今年度は主に映像ライブ配信にて情報提供を行ってまいりましたが、そちらはしばらくお休みして、ブログに戻りたいと思います。
さて、今回はグローバルハイスクールについて語る前に、一度今年の県立高校入試を振り返りたいと思います。
こちらが北陸3県の主要高校について、定員、志願者、倍率(スライド合格を加味した合算倍率)、不合格数を比較したものです。
2026富山県入試では、進学校として名高い高校であっても、多くの定員割れが出ましたね。
探究科学科設立以前、理数科を設置していた高校(御三家、魚津、砺波)の中で、唯一定員割れを起こさなかったのが富山高校です。
関連過去記事↓
田中も現場で進路指導をする中、富山高校の人気が根強いことを毎年実感します。
2026の富山高校は、不合格者が40名も出る厳しい入試となりました。
しかし、石川県や福井県と比較したときには「それでも低倍率」だということが上記の表からお判りいただけると思います。
確かに今年の泉丘の倍率は低いほうで、100名以上の不合格者を出す年も普通にあります。
今年の二水、桜丘にいたっては不合格者が160名超も出る過酷な入試になりました。
二水は制服が新しくなった効果もあり例年より倍率が上がったのだと考えられますが、桜丘の倍率が高いのは毎年のことです。
福井は藤島、高志ともに不合格者は100名超、高志の倍率はなんと2倍近くになっていますね。
ご存じの通り高志は中高一貫校です。中学入試時点での入試倍率もさることながら、高校からの進学についても人気を集めているということです。
高志中学の初年度についての過去記事↓
北陸3県で比較したときには、富山県の倍率が異常に見えます。
しかし全国的に、進学校の低倍率・定員割れが多く見られるようになっているのです。
次に、文部科学省のSSH、SGHの認定に話を移します。
まず、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)について。
令和8年現在、SSH指定校となっている北陸の高校は下記の通りです。
https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/school/list.html#chubu_hokuriku
富山県 1校 富山中部
石川県 4校 金沢泉丘 金沢二水 七尾 小松
福井県 4校 藤島 高志 武生 若狭
※富山県内で、過去にSSH指定を受けたことのある高校は富山高校、高岡高校の2校です。
富山中部高校はSSH事業の一環として、今年もサイエンスアカデミーを行い、理数に関心の強い中学生を学校に招いて高校生とともに学んでいます。
オープンハイスクール以外に中学生を高校に招いて交流するものとしては、高岡高校のさくらチャレンジなどもありますね。
SSH指定校はクロスカリキュラム、STEAM教育などの教科横断的なプログラムを積極的に取り入れています。
さまざまな分野の課題研究を行う上で、理数系教育だけでは解決できない場面、すなわち語学、美術、歴史など文系の知識が求められるわけです。
※6月のライブ配信「東大合格入門」でご説明した、文部科学省の推進する文理融合および東大新学部「カレッジオブデザイン」については機会があればブログにまとめたいと思います。
次に2021年に事業終了したSGH(スーパーグローバルハイスクール)についてですが、過去北陸では下記の高校が指定を受けました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/sgh/__icsFiles/afieldfile/2014/03/28/1346060_01_4_1.pdf
富山県 1校 高岡
石川県 1校 金大附属
福井県 1校 高志
なお準指定校として、石川では泉丘、福井では敦賀が過去指定を受けています。
さて、今回の記事は以上です。
以下、余談です。
6年前まで、私は金沢本部校で勤務しておりましたが、金沢の教育を応援する同志として親しくさせていただいていた辰村先生(前スタハ代表)から電話があり、
「田中ちゃん、〇〇高校(某進学校)が国際バカロレア目指してるらしいから、一緒に話聞きに行こう!!」と誘っていただきました。
その後富山への転勤が決まり、結局いっしょに行けずじまいでしたが…
能登で震災があり、辰村先生もマレーシアに移住され…年月が経ちました。
しかし人口の多い金沢であっても、IB認定校はいまだにPYP1校のみです。
DPしかも一条校、間違いなくハードルは高いです。高いハードルだからこそやりがいもある、といったところでしょうか。


